オフィスレイアウトのコツ!基本を押さえて業務効率を考える!

オフィスレイアウトのコツ!基本を押さえて業務効率を考える!

オフィスの開設するときや移転するとき、まずはオフィス内のデスク配置などレイアウトを考えますよね。
その際、何も考えずにデスクなどを配置していくと業務効率が悪いオフィスが出来上がってしまいます。

「オフィスのレイアウトのコツがあれば教えてほしい!」
と、何でもそうですがコツがあったら誰でも知っておきたいですよね。

その際、もちろん基本はしっかり押さえてレイアウトを考えなければなりません。
ということで今回は、オフィスレイアウトの基本とコツをご紹介していきます。

1.オフィスレイアウトの基本はしっかり押さえる!

オフィスのレイアウトを考えるとき、まずは社員が仕事をする執務スペースのデスクの配置を考えていきます。
その際、ただデスクを並べれば良いという訳ではなく、オフィスの広さやニーズに合わせて配置しなければなりません。

この項では、オフィスレイアウトの基本となるデスクレイアウトの種類と基準寸法を説明します。

デスクレイアウトの種類

基本となるデスクレイアウトは大きく5種類のパターンがあります。

【対向式(島型)レイアウト】
一般的なデスクレイアウトです。
部署やグループごとでデスクを向かい合わせて配置するタイプで「島型」とも呼ばれています。

同じ部署やグループで固まっているのでミュニケーションが取りやすく配置スペースも最小限で済みます。

【同向型(並列式)レイアウト】
学校の机のように同じ方向にデスクを配置するレイアウトです。
対向式とは違い、視線が同一方向になるためお互いの目線が気にならなくなります。

スペースの確保やコミュニケーションの面で採用できる業務が限られる方式で、銀行などの金融機関に多く見られるレイアウトです。

【背面式レイアウト】
島型と同じように部署やグループごとに配置しますが、対向式ではなく背を向くように(背面)デスクを配置するレイアウトです。

お互いの視線を気にすることがなくなるほか、動線が1本になるので設置スペースも最小限で済みます。

【クラスター型レイアウト】
デスクをパーテーションなどで囲み左右逆行させて並べるレイアウトです。
左右対向式レイアウトとも呼ばれ、欧米のオフィスでは一般的なレイアウト方式になります。

【フリーアドレス式レイアウト】
特定の席を設けずデスクと椅子だけ設置して、社員が自分の好きな場所で業務を行うレイアウトです。
社員が自由に席を選べるメリットはありますが、採用できる業種は限られます。

いずれかのデスクレイアウトを採用していきますが、部署やグループの業務内容によって使い分けていきます。

オフィスレイアウトの基準寸法

デスクレイアウトや社員が移動する動線をプランニングするとき、基準寸法を考慮しなければなれません。
基準寸法よりも余裕がある配置なら問題ないですが、狭くなれば業務効率が悪くなるので基準寸法を満たしたレイアウトを考える必要があります。

標準的な人の寸法は45cm程度ですが、この人の肩幅の寸法が基準になります。

【標準/メイン動線】
標準動線:1.2m
メイン動線:1.6m

【着席時の奥行・デスクと壁の間】
着席時の奥行:45cm
デスクと壁の間:1.5m

【デスクとデスクの間・デスクサイドとデスクサイドの間】
デスクとデスクの間:1.8m
デスクサイドとデスクサイドの間:90cm

【一人あたりのオフィス面積】
以前は一人あたりのオフィス面積は3坪(≒10m2)でしたが、現在は約8.5m2が目安になっています。

デスクレイアウトを決めたらあとは基準寸法に沿ってプランニングしていきますが、そのコツは次項でご紹介します。

2.オフィスレイアウトのコツ!ゾーニング計画が重要!

オフィスレイアウトのコツ!ゾーニングが重要!
この項では実際にオフィスレイアウトをプランニングしていくコツを説明していきます。
その際、まずは前項で紹介したデスクレイアウトは決めておくことが先決です。

オフィスレイアウトは「ゾーニング計画」から始める!

ゾーニングとは、空間をテーマや用途に分ける考え方です。

オフィスレイアウトに当てはめると、役員室や執務スペース、会議室、打合せスペースなどをオフィスに配置していくことです。このゾーニングの良し悪しがオフィスレイアウトを左右するといっても過言ではありません。

ゾーニングしていくコツは、オフィスの平面図と役員室や執務スペースなどのパーツを用意してベストな配置を考えていきます。その際、作業効率や空調の位置などを考慮することが大切です。

ゾーニングが決まったら動線を決める!

ゾーニングが決まれば、社員が移動する動線を決める必要があります。
前項でご紹介した基準寸法(標準動線1.2m、メイン動線1.6m)に沿って余裕を持って動線を確保していきます。

特にメイン動線は非常時の避難経路としての役割も果たすのでシンブルな動線計画が理想です。

以上のゾーニングと動線が決まったら、あとは基準寸法に沿って実際にデスクレイアウトをしていくだけです。
オフィスレイアウトで最も重要なのはゾーニングなので、専門業者も含めてしっかりゾーニング計画を立てていきましょう。

3.まとめ

オフィスレイアウトの基本とコツを説明しましたが、一番のコツはゾーニングをしっかり行うことです。
その際、ただゾーニングして机を配置すればいいという訳ではないので、デスクレイアウトの種類や基準寸法はしっかり理解しておくことが大切です。

オフィスレイアウトを決める上で業務効率が悪くなっては元も子もないので、ゾーニング計画は丁寧かつ慎重に行いましょう。


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